ここでは、部分矯正における利点と難点を、一般的な見解と横浜フォルテ矯正歯科なりの解釈でご説明していきます。
メリット
- 気になる部分の歯並びが短期間で整う
- 治療費が抑えられる
- 歯を抜く可能性(抜歯)が低くなる場合がある
- クラウンやブリッジ等の審美治療(補綴治療)で歯並びを整える治療を選択するよりも、歯を削る量が少なくて済む
- 全体的な本格矯正と比べると、比較的早く矯正が終了する場合がある(ケースにもよりますが、3ヶ月~1年以内)
- 装置を全体的に取り付けないので、本格矯正と比べると、痛みが少ない場合がある
- 全体の矯正に比べて治療費用が安い(本格矯正の1/3~1/5ぐらい)
- マウスピース矯正も適応できる場合がある
- 装置を装着する箇所が一部なので目立ちにくい
- 全体的な矯正に比べ、清掃性はよい(歯磨きしやすい)
デメリット
- かみ合わせに問題があると、できない事がある(適応が限られる)
- ひどいデコボコな歯並びや極端な出っ歯等、歯並びの不揃いが重度の場合は、対応できない
- 顎骨の位置に問題がある場合には、対応不可
- 全体的な矯正より歯並びの完成度は劣る
- 全体的な矯正に比べて、歯と歯の間(隣接面)を薄く削る量が多くなる場合がある
- 上下の歯の全体的な咬み合わせを考慮することが難しい
部分矯正だからと安易に考えないで
横浜フォルテ矯正歯科・院長より
部分矯正は、短期間で比較的安い治療法ですが、適切な診断をせずに行ってしまうと、出っ歯になってしまったり、かみ合わせが悪くなってしまったりすることがあります。
歯並びや噛み合わせは全身の健康を左右する大切な要素ですから、部分矯正だからと安易に考えず、矯正専門医院でカウンセリングを受けるようにして下さい。
注意点
インビザラインやアソアライナーのカスタムメイド矯正装置完成物は未承認完成物薬機法対象外の矯正歯科装置、医療機器法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。