部分矯正はその名の通り、部分的に治療を行うので、全体的な矯正よりも期間が短くてすみます。特に前歯の部分矯正に関しては、奥歯に比べると歯が移動しやすく、かみ合わせの調整もあまり時間を要さないので、比較的早く治療が終了します。当院での実績では、短い人で最短2ヶ月、長い人でも1年未満です(保定期間除く)。
本格矯正は全体的な歯並びと咬み合わせの改善がゴールなのに対して、部分矯正はあくまでも前歯の見た目改善をゴールとして治療を終了します。
そのため、全体的な矯正よりも治療期間が短くて済むわけです。
保定期間もしっかりと(リテーナー)
▲目立たないリテーナー
治療期間が3ヶ月から1年と、短期間なのでそこばかりに目がいきがちな部分矯正ですが、歯並びが並んだ後の保定期間に関しては、しっかりと行わなければなりません。
装置を外した後は最低でも1~2年ほど、就寝時に保定装置(リテーナー)を装着していただくことになります。これを怠ると歯がもとに戻ってしまいます(後戻り)。
横浜フォルテ矯正歯科では、目立たないリテーナーを導入しています。
短期間で治療可能にするには、きちんとした診査・診断から
▲診査・診断をしっかりと
きちんと検査をしてみて、前歯以外はしっかりとした咬み合わせであるかどうか、前歯だけを動かしても全体的な咬み合わせを崩すことがないか…等々、さまざまな診査・診断をしてから部分矯正が治療可能かどうかが決定いたします。
診査・診断をきちんとしないで全体の歯列を考慮せず、前歯だけを独立して治してしまうと、結果、逆にそれまで咬んでいたところが咬まなくなってしまったり、歯列全体のバランスが崩れて逆に歯にダメージを与えることにもなりかねません。
咬み合わせ(顎位)は、どこか一ヶ所でも変化すると、お口全体や全身に多からず少なからず影響を与えてしまうものです。できればですが、全体の矯正をするのが一番望ましいと考えています。
全体的な矯正より、部分矯正の方が難しい場合も
横浜フォルテ矯正歯科・院長より
部分的な矯正治療だからいつも簡単というわけではありません。
むしろ全体を動かせた方が簡単だという場合も多々あります。
上下ガタガタの歯並びの場合、上だけキレイな歯並びにすると、ガタガタの有る下の歯並びとうまく噛み合わさらないことがあるのです。
もちろん部分的な矯正がおススメ可能な場合もたくさんありますので、お気軽に御相談ください。
注意点
インビザラインやアソアライナーのカスタムメイド矯正装置完成物は未承認完成物薬機法対象外の矯正歯科装置、医療機器法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。